投資家が米国債取引のリスクを検討する中、欧州株は下落

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［５月３０日 ロイター］ - 議会が米国の債務上限引き上げ合意をクリアし、壊滅的なデフォルトを回避できるかどうかの不確実性により、火曜日の欧州株式市場は下落した。

汎欧州ＳＴＯＸＸ６００指数は０７１６ＧＭＴまでに０．２％下落し、米国と英国の市場が長い週末を経て再開されることで取引活動が活発化すると予想されている。

少数の極右共和党議員は月曜日、米国の31兆4000億ドルの債務上限を引き上げる合意に反対すると表明し、来週米国の資金が枯渇する前に超党派の合意が議会を通過するのは困難な道に直面する可能性があることを示唆している。

個別銘柄では、スイス食品グループがロンドン証券取引所グループの財務責任者アンナ・マンツ氏を新たな最高財務責任者に採用したと発表したことを受け、ネスレが０．８％下落した。

ユニリーバは、消費財大手のグレーム・ピットケスリー最高財務責任者が2024年5月末までに退任すると発表したことを受け、0.6％下落した。

ドイツの不動産会社が第1四半期決算を発表した後、アラウンドタウンの株価は2％近く下落し、過去最低値を記録した。

この日後半には５月のユーロ圏消費者信頼感・景況感統計などが発表される予定だ。

（バンガロールにてスルティ・シャンカールによる報告、シェリー・ジェイコブ・フィリップスによる編集）